道程は続く
そういえば、子どもの頃は、
褒められて単純に嬉しかった。
いつからか、褒められると、
いや、私はまだまだ。私の理想はもっと高いんだ!
と思うようになっていた。
そんな私は正にギバウスムーン*1(笑)
だから周りの人にも、
あなた、もっと出来る人でしょ!
って叱咤してた。
伸び代がすぐそこに見えているのに、なぜ頑張らないのか!
と怒ってた。
そうして頑張って来たことは、いずれ疲弊する。
やっていて夢中になれない。
その時はのめり込むのだけど。
褒められたってそこで終わりじゃない。
そこまで歩んできた道程を褒められただけ。
そこで私が完結しているって言っているわけじゃない。
先生に叱られるのが平気だったのは、
先生が私よりずっと先の道程を知っているから。
私の先を見ているから。
褒められたって、叱られたって、そこで完結じゃない。
私が先を見ている限りいつだって終わりじゃない。
褒められたら、叱られたら、ただ今その瞬間までの私を思えばいい。
きっとそれが先へ進むエネルギー。
*1:満月(フルムーン)になる少し手前の月齢のこと。