能舞台雑感と非日常
寒くなってきました。
つい、引き蘢りがちになって、昼まで寝てしまい昼夜逆転。
疲れている時はいいんですけれど、
そうでない時は昼間にやることが滞ってしまい、
雪だるま式に溜まってゆく…(洗濯など(;´艸`))
そんな時に、昼間のお誘いをいただいたので、
いそいそと能楽堂まで行ってきました。
能舞台の人気の席は舞台「正面」席ですが、
私個人としては、橋懸り*1に近い「脇正面」席が好きです。
舞台の裏側を観ているような感じがするのでw
<参考:国立能楽堂 座席表 | 独立行政法人 日本芸術文化振興会>
今回、改めていいなと思ったのは、
能・狂言って、無言で役者が出てくるところから始まって、
無言で役者が去るところで終わることで、
完全に日常から外された時間を感じることが出来ることです。
まあ、個人的にそう思うんですけれど。
役者さんも囃子方さんも、日常は普通の方々なんでしょうけれど、
舞台では完全に別次元の存在のように見えます。
それを観ている私の方も、
全く別次元に来てしまっているかのような錯覚に陥ります。
歌舞伎やオペラなどとはまた違った、不思議な感覚でした。
久しぶりに、なんだか良かったなあ…
*1:舞台から左後方に伸びている渡り廊下のような場