【グランド・ブダペスト・ホテル】… 外側は可愛くて甘くて中はウイスキーが入っていそうなお菓子
ちょっと前ですけど、やっと観ました。
グランド・ブダペスト・ホテル - 作品情報・映画レビュー -KINENOTE(キネノート)
あらすじはこちら↑
もうちょいツッコんだ映画の背景はこちら↓
『グランド・ブダペスト・ホテル』とツヴァイク - 映画評論家町山智浩アメリカ日記
セットデザインからひもとく映画『グランド・ブダペスト・ホテル』。 | カーサ ブルータス
やけに観た人が多いなと思ったけど、
色んな賞を獲っていたのね。
しかしこれはブラックユーモア好きの人でないと、キツイかもしれません。
ヨーロッパの歴史的背景が分かった上で観ないと、意味不明な所とかあるかも。
(私もぼんやりした記憶を当てはめていってなんとなく分かるような感じなので。)
個人的には2・3回観た方が面白いだろうなと思いました。
カット割り展開というのか、1つ1つの絵を切り取ったカメラ展開というのか、
こういう手法は個人的に好みで、
さらに絵が1つ1つカラフルで綺麗なので、観ていて楽しい感じです。
そういえば以前行ったウイーンの街も、あんな感じのカラフルさだった。
サスペンスのような話の展開になっても、ドキドキしつつジワジワ可笑しい。
各キャラクターの濃さもなんとも言えず好み(笑)。
最後、ハッピーエンドで終わらないところも「ええー!?」って思うけれど、
映画のテンションを裏切らない感じで好きかも。
盛り上がるとか感動するとかになりそうなシーンも、一定のテンションで、
ある意味淡々と進められていくのだ。
淡々としているのに中味が濃くて、
オーストリアのお菓子みたいな映画でした。