*さけのさかな*

使命はお酒を愛し楽しく生きること。酒の肴に語るにはわりと珍味。

振り返り


大学あるいは大学院でその学科を勉強しただけで、

なぜその道の専門家と言えるのか。

私には解せない。


確かに、その道に携わらない人々と比べれば、

多少は専門的知識を持っている人/その方面に明るい人

であることは確かだと思う。


しかし、専門家を名乗るには、

遥かに専門性は未熟である

と思う。


圧倒的にその世界の世界観の中で、

どれだけ埋没すればその道のスペシャリストになれるのだろう。

その世界の入口に立っただけでは、自分が海のものとも山のものともしれない。


ある程度歩を進めたところで、

やっと自分の立ち位置が見えてくる。

先人たちの足跡と、自分自身の至らなさと。








…… 何がきっかけだったか忘れましたが、

今年の8月に書いた文章です。


一応補足しておくと、

自分の自分に対する考えです。


ぶっちゃけ音大・大学院を出ても、

全然プロフェッショナルじゃないからです。




でも、時間をおいて考えてみたら、

これって“逃げ”じゃないか

と思えてきました。




専門家を名乗る勇気がないだけの。



たとえ半人前であろうと、

専門家を名乗ってしまったら、専門性においてミスは許されない。



こうやって、自分でハードルを上げて来たために、

初めから完璧であることを自分に強要していた(から疲弊した)。


教わる側やアシスタントの立場なら、

完璧でなくてもしょうがない。

失敗したってしょうがない。

そう思えるのに、

その専門家になってしまったら、

完璧でなくてはならない。

絶対ミスは許されない。

と、途端にハードルが上がった。



専門家でもミスはするし、完璧な神さまじゃない。

多分、失敗することもあるし、わからないことだってある。









このところ、ある失敗を気に病んでいましたが、

また完璧にやろうとしていて、自分で自分の首を絞めてました。

そもそもその程度だって、自分のこと気づいていなかったんですね〜。


またやっちゃったな〜(笑)