*さけのさかな*

使命はお酒を愛し楽しく生きること。酒の肴に語るにはわりと珍味。

私の読みたいもの 『読みたいことを、書けばいい。』 田中泰延 著

 

f:id:shin2ya-ri:20200105171047j:plain

f:id:shin2ya-ri:20200105171026j:plain

ピンピンころりのぴんころ地蔵さん。

 

三ヶ日を避けてお参りする人、結構いた。

 

今年はちゃんとお正月中に初詣に行こうと思って行ってきました。

 

去年はCトレの後だった(笑)
2ya-ri.hatenablog.com

 

おみくじは末吉(ビミョー)

 

 

 

 

 

 

 

 

 


去年の話なんですけど、 

Twitterで見かけて気になったので読んでみました。 

honto.jp

 

軽い読み物感覚で、

“もっと気軽に文章書こうよ”とか

“好きなこと書くと良いよ”とか

そういう内容かと思ったら、

 

 

 

全然違った!!(笑)

 

 

 

タッチは軽妙で

所々冗談なのか本気なのかわかりにくいボケをはさむけれど、

 

内容は思っていたよりもはるかに本質を突いていて、

論理的で揺らぎがなく、文章作成の上での基礎的なことを淡々と述べている感じ。

いつかの論文指導を思い出した。 

 

 

中でも私が一番刺さったのは

 

「文章を書くとき絶対に失ってはいけないのが「敬意」だ。」

 

という一文。

(ここでいう敬意の対象は、文章にしようとしている自分の外側の事象のこと)

 

“ああ、これはこの一文だけでもこの本を読んだ意味がある。”

 

それだけの衝撃だった。

 

 

どんな感じの内容かは目次を引用させてもらおう。

はじめに 自分のために書くということ

序章 なんのために書いたか 書いても読んでもらえないあなたへ

第1章 なにを書くのか ブログやSNSで書いているあなたへ

その1 文書と文章は違うことを知っておく
その2 ネットで読まれている文章の9割は「随筆」
その3 随筆とは事象と心象が交わったもの
その4 定義をはっきりさせよう
その5 ことばを疑うことから始める

文章術コラム① 広告の書き方

第2章 だれに書くのか 「読者を想定」しているあなたへ

その1 ターゲットなど想定しなくていい
その2 誰かがもう書いているなら書く必要がない
その3 承認欲求を満たすのに「書く」は割に合わない
その4 何を書いたかよりも誰が書いたか
その5 他人の人生を生きてはいけない

文章術コラム② 履歴書の書き方

第3章 どう書くのか 「つまらない人間」のあなたへ

その1 つまらない人間とは「自分の内面を語る人」
その2 物書きは調べることが9割9分5厘6毛
その3 一次資料に当たれ
その4 どこで調べるか
その5 巨人の肩に乗れ
その6 感動が中心になければ意味がない
その7 思考の過程を披露する
その8 起承転結でいい


文章術コラム③ 書くために読むといい本

第4章 なぜ書くのか 生き方を変えたいあなたへ

その1 書くことは世界を狭くすることだ
その2 言葉と貨幣はよく似たコミュニケーションツール
その3 書くことはたった一人のベンチャー起業
その4 文字がそこへ連れてゆく
その5 書くことは生き方の問題である

おわりに いつ書くのか、どこで書くのか

 

目次:読みたいことを、書けばいい。 人生が変わるシンプルな文章術/田中 泰延 - 紙の本:honto本の通販ストア

 

この中で私が最近あまりやらなかったのは

「調べること」。

  

以前はもっと調べることをしていたけれど、

「ブログを書く」には重過ぎる気がして、

もっとライト感覚に書いて読めるように

調べることが必要な記事を減らした。

 

 

結果、

 

 

ネタが枯渇してきた。 

 

端的にいうと、

私には向かない方法だったのだ。

 

文章を書くことが目的ではなく

他にあるメインの専門分野、

例えばビジネスの付随であるのなら、

時間をかけずにサクッと書くことも続けていかれるのだと思う。

  

私はそうではないのだから、

そこを狙ってもダメなのだ。

 

やっと理解した。

 

 

 

 

まあ、ここまで読み終わってすぐの感想。 

 

 

この本を読むまで

「自分の読みたいことを書く」

という発想が私にはありませんでした。

 

でも、この考え方にシフトしたら、

書くことがだいぶ楽になってきました。

 

私の場合、

“何か書きたいけど何も書けない”

ことが往々にあって

変にジレンマを抱えていたのだけれど、

 

そういう時

誰か外にではなく

自分自身が読みたいもの、欲しい言葉を

自分に向けて書く

 

そう考えを変えただけで

書きたいけど書けないジレンマから抜け出ました。

 

 

私が書いたものを読んで、

私はどんな気分になりたいか。

 

 

それを想像して感じるようになりました。

 

 

(いや、この本の著者の意図とはズレているだろうけどね(笑))

 

 

 

そこで終わって書かないこともあるし、

それで全く問題なくなっちゃいました(笑)

 

 

 

 

 

 

しかし、

最後のオチが思いつかない…