*さけのさかな*

使命はお酒を愛し楽しく生きること。酒の肴に語るにはわりと珍味。

始めてみた(『人生は楽しいかい?』より 指令3)

 

 

「兄ちゃん、ええこと教えたろ。

 今の兄ちゃんに必要なのは、金でも、ルックスでも、仕事でもない。

 『本当の自分』を取り戻すことなんや」 

 

 

 

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久しぶりのケニア。(いつもはブラジル) 

酸味系のコーヒーで個人的に唯一好みのやつ。

 

 

 

ところで 

気付いたら3月末に書いた記事から既に4月に入って約半月も過ぎてました。

4月にやることがあったせいもありますけど、

一番は今回の指令3が中々自分のものにできなくて手間取っていたのでした(汗)

おかげで(私にしては)文字数めっちゃ多いです(笑) 

 

 

前回までの記事 

*指令1

始めてみた(『人生は楽しいかい?』より 指令1) - *さけのさかな*

*指令2

始めてみた(『人生は楽しいかい?』より 指令2) - *さけのさかな*

  

 

※『システマ』とは ロシア軍特殊部隊が生んだ武術 

  心に刺さるシステマノート占い システマとは

 

え?!いきなり何を言ってるの?

 

って唐突過ぎですが、この本の話です。

別に覚えなくても良いやつ(でも非日常過ぎて印象に残るやつ(笑))

 

(武術を習うのは吝かでもないんですが)

 

この本は技術的なことではなく、

 

人間が本来備えている力を引き出す方法。

身体の仕組み、心の仕組み、思考の動きや集団心理

人間に関するあらゆる仕組みを紐解き、

活用するのが『システマ

 ※英語でいうと「システム」

 

 つまり、

「仕組み」とその活用法を

物語形式で教えてくれます。

  

冒頭の台詞は、主人公とたまたま出会った怪しいロシア人が

人生をあきらめ気味の主人公に放つ言葉。

おそらくこの本の主旨だろうと捉えています。 

 

実は私、

 

前に読んだ筈なのに、

この台詞内容全っ然覚えていなかったわ(笑)

 

むしろ、“人生楽しく上手くいく方法”かと記憶変換してたわ(爆)

 

「本当の自分を取り戻す」って、

“なりたい自分になる”ってことではないのね。

かなり勘違いだわ(笑)

 

なので、脳味噌も入れ替えて(記憶や)

リフレッシュした所で(新商品か)

 

より理解を深めるためにアウトプットしていきます。 

(ブログの記事にすることを、なんか賢そうな言い回しで言ってみた(笑))

 

始めてみた(『人生は楽しいかい?』より 指令1) - *さけのさかな*

  

 

 

※ 本は物語形式なので口語体で書かれていますが、

 まとめ易いよう断定的に言い切っています。

 また二人称の呼び名は「自分」に置き換えました。 

 

 

 

 

3. 知る

 

「ゆっくりやる」ことで、

普段の自分が無闇に焦ったり急いだりしていたことに気づいた。

ダメな自分に気付いてちょっとへこんだかもしれないけど、

そういうダメな自分を知るのは、とても大事なこと。 

 

本当の意味で自信をつけたかったら、良いことも悪いことも含めて

『現実』を受け入れるところから始めないといけない。

それが『知る』ということ。

 

3番目の指令は『知る』です。

 

「現実を受け入れる」…よく聞くやつ出てきたなあ…

 

「現実を受け入れる」っていまいち抽象的で

実際にはどうしたら現実を受け入れていることになるのか

その人の感覚次第なのかなって思ってました。

 

始めに出てきた

ポジティブなこともネガティブなことも両面見られている「平常心」の状態

 

この「平常心」でいると

「ダメな自分」は自分のネガティブな面

「良い自分」は自分のポジティブな面

良いだけでもなく、ダメなだけでもなく、その両方が見えて、

現実を受け入れる状態になるということなのだね。

 

傾いた会社を建て直すときに必要なことは、

まず帳簿や決算書を調べたり、従業員や客の声を聞いたりして、

現状を把握すること。

それは一人の人間の人生でも全く一緒。

変わりたいと思ったら、まずは現実を『知る』ところから始めるしかない。 

 

今を『知る』のは

 

今まで気付いていなかったことに気づくとか

見ないようにしていたものを思い切って見るとか

勉強して知識を得るとか

 

だけじゃなくて、

 

現状をつぶさに把握する、知ること

なのね。

 

 

それが平常心を失って

物事の一面しか見られなくなって

パニック状態になると 

 

恐怖心によって視野が狭まり、

視野が狭まることによって、得られる情報が減る。

これが『無知』

無知は恐怖心を増大させる。

情報量が少ないと、いったい何が起きているかを把握できなくなるから。

パニックに陥っている人は、だいたいこういう悪循環にはまっている。

 

テレビや映画のシーンが恐くてつい

目を閉じてしまうとか、

耳を塞いでしまうとか、

チャンネルを変えてしまうとか、

消してしまうとかって

結構みんな、もちろん私も、やると思うんだけど、

それって逆効果なんだ。

もっともっと恐くなっちゃうんだ。

 

特に現実世界では。

(まあ、できない時は無理することないと思うけど。)

 

さらに今回は恐らくこれが肝。 

 

自信をつける第一歩は、物事を観察し、よく知ること。

身体の奥底に

「知らない」という不安が残っていると、

人間は決して本当の自信を持つことはできない。

 

この指令3で苦心したのは、

肝の部分を取り違えていたこと。

 

「知る」にフォーカスしていて消化できなかったけれど、

フォーカスすべきは「知らない」の方だと気付いたら、

流れが良くなりました。

(もう一つ気づいたんだけど、ここでは置いておく。)

 

この『システマ』に限らず(だと思うんだけど)

実際に行動すること(この場合は指令)にどんな意味があるのか

最初のうちは分からないことが往々にしてあったりします。

 

でも実際にやってみて初めて分かるのは

今回のように真意は真逆のことだったり

視野が広がって初めて見えてくるものだったり

するからなんでしょうね。

 

知らないまま行動するというのは自分に嘘をつくことだし、

嘘をついている人間は、動揺して視野が狭くなる。

『無知』が恐怖心を生み、恐怖心が視野を狭窄させる。

 

    恐怖心増大

  ↗️      ↘️

無知    ⬅️   視野狭窄

 

…無限ループ(汗)

 

これ、分かり過ぎる程気持ちがわかる(笑)

 

私の経験だけど、

 

前に引越しが決まった時、

それまで物が増え続けて物置化してた部屋を引払うのに

もうどうして良いか分からなくて、 ←「無知」

フリーズしてた。 ←「恐怖心」

 

調べようとしたけれど全然分からなくて ←「視野狭窄 

近年引越しした友達何人かに助けを求めたら、

色々具体的に教えてもらって、 ←「知る」

取り敢えず出来ることからやってみた。

自分でやろうとしていたことも、

専門の人にやってもらった方が何十倍も早く出来るし、

私が気にしていたことも簡単に解決してくれた。 ←「知る」

 

結果、色んなことが私が思っていたよりも数倍も簡単に終わった。 ←「知る」

 

さらに、おかげでこれから先、

家を片付けるのにどうしたら良いか、

不安が無くなった。 

 

 

肝心なのは、観察

力が強いか、いかに速く動けるか、あるいは体が大きいかどうかは、

何の助けにもならない。

洞察力のある人、注意深い人、そして頭のいい人が、身の安全を確保できる。

ちょっとこれ、哺乳類が進化の過程で生き残ってきたことを想起させるわ。

 

 

でね、これで私も無知脱出!と思うじゃない。

分からないことや知りたいことは

ネットで調べたり、

本を読んだり、

人に教えてもらったりして

知ろうとするじゃない。 

 

ぶっちゃけお金持ちになる方法とか知りたいじゃない(笑) 

 

それも知るだよねえ?

とか思ってたら、

  

一番知るべきは『自分』

等身大の自分を知ることが何より大事。

他人を観察するのも良いが、他人のことを観察するのに夢中で、

一番大事な『自分を知る』を忘れてしまったら本末転倒。 

 

で・す・よ・ね〜

  

ありのままの自分は、自分が思っている何百倍もすごい。

 

“ありの〜ままの〜”って使い古された感と

「まだ本気出してないだけ」みたいな変なイメージが付き過ぎなんですけど 

 

ネガポジ両面を見られる平常心でいる状態で

自分という一番身近で理解すべき存在を

先ずは観察する必要があるのね。

そしたら本当の自分が発揮できるようになる…はず。←まだわかっていない

 

孫子

彼を知り己を知れば百戦殆うからず - 故事ことわざ辞典

と言ってますし。 

 

 

誰でもプレッシャーがかかったら

パニック状態まで追いつめられることはありうる。

でも、大事なことは常に自分の状態を観察し、

パニックに陥る前に変化を察すること。

 

もちろん、なるべくならパニックにならない方が良い。

ただ、大事なことは『パニックにならないようにする』よりは、

普段から自分の心と身体の状態を観察して、

自分がどれくらい緊張したらパニックに陥るのかを、

自分でしっかり把握しておくこと。 

これが『自分を知る』ということ。

 

丁寧に『自分を知る』ことをやっていたら、

それだけでも避けられるパニックはある。

 

いつも平常心を失っていてゆとりがないから、

ちょっとしたことでパニックに陥るし、

自分が危険な状態にあることに気づかない。

 

 

表面上冷静に見える(らしい)私だけど

わりとすぐ動揺するし、

パニクってしまう。

動揺しない方法とか、パニクらない方法とか

いつも模索していたような気がする。

 

自分がパニックになっている時はわからないけれど、

普段何もない時から自分を観察していれば、

変化に気づけるし、

パニックになる前に平常心でない自分に気付ける。

 

と書いてても実際はすぐ視野が狭まるし、

自分自身を平常心で見つめるって結構難しい。

 

でも他の人がパニクってると

自分はやけに冷静になったりするよね。

他人なら客観的に見られるからかも。 

  

 

じゃあどんな観察方法が良いのかっていうと

 

観察するのは、なるべく具体的なものの方が良い。

例えば『心』とか『考え』みたいな、

見ることも触ることもできないものを観察するのは難しい。 

だからシステマでは『自分の身体』を観察する。

  

身体と心は一体。

緊張すると身体は固くなる。驚くとドキドキする。

不安が強いと呼吸が浅くなる。

自分の身体を観察することこそが、自分の心を知る最高の方法。

 

私の場合、

気付くと呼吸が止まっていたり、

肩がキュッと縮こまっていたり、

背中が丸まって胸が押しつぶされていたり、

 

動揺すると

胃のあたりがギュッと締め付けられるようになったり、

お腹が下ったり、

血の気が引いて全身の筋肉がビリビリしたり、

逆にカッと頭に血が上ったり、

 

まあわりと自覚はありました。

 

で、今までは観察するんじゃなくて、

 

そうなったら動揺を抑え込んで気付かないふりとか、

こんなんじゃダメだ!と無意識に自分を責めてたりとか、 

この状態を早く抜け出そうと方法ばかり考えたりを

自覚無しにほぼ自動でやってました。

たぶん初めのうちは自覚してやってたんだと思うけど。

  

つい最近も

なぜだかめちゃくちゃ苛立ってたんですけど、

苛立って周りに迷惑かけてると思うと

苛立っちゃいけないと自分を責めていたりして、

つい、自分の観察を忘れてしまってました。

 

どうも苛立っている時は

肩に力が入っている場合が多いんですよね。

ブログを書いている時も(笑)

 

そんな時たまたま自分の過去に書いたブログに助けられて

ふしゅ〜〜〜と力が抜けたりして。

書いて良かったよ私。(自画自賛

 

ああ、私って不安だったんだな〜

恐怖だったんだな〜

って思えるまではやっぱりグルグル考えちゃったり

平常心なんてどっかいっちゃう。

 

そうやって一進一退しながらも

今も一つずつ確認していっているところなのです。

 

 

不安で胸がざわざわしてパニックになってどうしようも無い時、

平気なフリしたり、

周りをシャットアウトしたり、

何か別のことで気を紛らせたりしても

ずっと不安は残る。

 

そんな時は

ああ、自分は今「知らない」から不安になっているんだな。

って気付いて、

じゃあまずは、自分を観察して「知る」を始めたら良いんだな。 

って進めたら平常心に戻る一歩。

 

 

まあ私はどうしようもなくて「いったん寝る」

ってよくやるんですけどね(笑) ←最強(今までの苦労はどこへ)

 

 

 

引用はこちらから↓ (太字アンダーラインは私)

honto.jp

 

pr.yakan-hiko.com