ミニマルな生き方
「断捨離」がブームになり、
「片づけの魔法」など色んな本が出ていますが、
なんとなく、個人的にはピンと来ないと思っていました。
ハウツーとしてはとても使えるとは思うんですけれど。
この前、本屋さんで見かけた本を
“まあ、何とか男子が好き系のオシャレな部屋とかじゃないの?”
とか斜め目線でパラ見したら
冒頭の写真が印象的だったので電子書籍の試し読みしてみたところ、
意外や意外、
私の考えと似てる!
と思ったので、すぐに購入しました(ポイントでw)。
そもそも、ブログの引越しも、
余計なモノを削ぎ落として
ブログのみの機能を求めたからでした。
モノを手に入れるため、手に入れたモノを維持・管理するために、ぼくたちは時間もエネルギーも使い果たしている。その努力があまりに懸命なので、道具だったはずのモノたちは、いつしかぼくたちの主人となってしまう。*1
全くもってその通りになってしまっていた私。
ただし、モノを捨て何も持たないことを是としているのでは決してないのです。
自分の手に余るモノ、それによって自分が振り回されてしまうモノ、
そういうものを手放し、
本当に自分に必要なもの、大事なモノに時間やエネルギーを費やした方が
自分自身がもっと自由に豊かになれる。
そういうことです。
例えて云うなら、
これから何でも書き込める真っ白な画用紙の状態に
常に自分を置いておけるようなイメージです。
私の場合、
大学・大学院と通っていて、ほぼやりたいことをやっていたんですけれど、
この時は音楽に関するものを買ったり使ったりするばかりで
服や化粧品など必要最低限でさえ、買いに行くエネルギーが残っておらず、
それでも意外と大丈夫だった…
…というより
他のことにかけるエネルギーが煩わしいとまで感じていたため、
“もしかして、こういうのって自分にはいらないんじゃないか?”
と考えていたのです。
旅も好きでよく行ったりしますけれど、
その時の荷物だけあれば、基本的には生きていくのに困らないわけです。
“あ、私、全然大丈夫かも知れない。”
そう思い始めてから、もうモノを捨てたくて捨てたくて
仕方がなくなっていましたが、
やっと手をつけることが出来るようになりました。
一気にごっそり捨てられたら良いんですけれど、
今まで溜め込んできた自分の所行と向き合いつつ(笑)
手を下していくのも、なかなか私らしいです。
今はどうしても捨てられないと思っているものでも、
モノが減って私の自由度が上がり、生き方が変われば、
もういいやと思える日も来るでしょう。
どこまでが私のミニマルかはやっていかないと分かりませんが。
『ぼくたちに、もうモノは必要ない。』マキシマムな、ミニマリズムの1冊 | Minimal & ism
Minimal & ism | ミニマル&イズム less is future
*1:『ぼくたちに、もうモノは必要ない。』佐々木典士 著 より