徒然なる時
なんか可愛いから写真撮っておいたけど、
なんのカクテルか思い出せん…
日々色々なことを考えるけれど、
大概のことはカタチになる前に消え、
忘れた頃にまた思い出される。
不思議と、世の中が便利になるにつけ、
それぞれにかかる時間が減り、
それは良いことだ、と思い込んで来た。
かかる時間が減ったので、
その隙間の時間に別のことをやる。
別のことも、そうやって短くなった時間で出来るので、
更に空いた時間で別のことをやる。
そうして膨大な量を1日の内にこなすようになった結果、
一見便利に見える世の中が、
全てのことが短時間で出来ると思い込んで、
カリカリとしながら皆生きている。
実際、人間の身体はそんなに短時間でどうにかならない。
短時間で成長しないし、短時間で体力も回復しないし、短時間で病気も治らない。
作物も短時間で実ることはない。
「モモ」*1の 時間どろぼう を思い出す。
そうして時間は貯蓄されてずに、蝕まれていくのだろう。